鳥を解体してみんなで食べたよー!
●注意●
今回の記事は鶏の解体が含まれています。苦手な方はご注意ください。
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ある日友達から「鶏いらない?」と連絡が来たので、せっかくの機会、みんなで捌いていただくことにしました。
シェアメイトのなかでも捌いたことのあるメンバー、初体験のメンバーがいるので、初体験のメンバーたちは動画と本で事前学習。学生シェアメイトのがんちゃんは「解体を見たことはあるけど、自分の手で捌いたことがない」というので、一人でまるまる一羽捌くことに初挑戦することになりました。
(捌いてみたい!という人は、私の本「わたし、解体はじめました」にも捌き方のってるよー)
プロのバレエダンサー、ゆーまくんは捌くのは初めて。職業柄、筋肉のしくみや関節のつながり方に興味津々でした。
もらった鶏はまだ若くて、半年程度の小さな鶏。頭を落として血を抜き、毛穴を開くためにお湯につけます。
体があたたかく、毛穴が開いているうちにサッと毛を毟ります。毛穴がしまっていると羽と一緒に皮も剥がれてしまって、食べられる部分が減ってしまいます。
手羽の部分にある太い羽が抜けにくいので、ここを最初に抜いておくとあとの作業が楽になるよー。
初体験のマッキーと手練れ(?)のフィーフィー。東京農大卒業・畜産家のフィーフィーは手際が違う!大学在学時に数十羽捌いていただけあってサクサク作業が進みます。
鶏の爪の部分もはがして、脚も出汁をとるのに使います。
抜ききれなかった細い産毛は、バーナーで焼き切ります。あんまり焼くと身も焼けちゃうのでサッと焼くのがポイント。ここまで来るとだいぶお肉っぽい見た目と香りになってきます。
丁寧にばらして
左上から
・肺
・心臓
・脾臓
・レバー
・砂肝
・脚
・手羽
・ぼんじり
・ささみ
・胸肉
に切り分けます。
丸のまま、内臓だけ取り出した鶏は、
・ニンニク
・生姜
・ナンプラー
・庭に生えている和ハッカ
・塩、胡椒
で味付けして、丸焼きに!
お腹の中にも和ハッカを詰めて、香り爽やか〜!
庭のピザ窯でじっくりと焼き
完成ーーーーー!!!!
和ハッカの香りがふわり漂うグリルができました。鶏の下に敷いた野菜たちがまた、ジューシーで美味しいんだなああ!!
この日はご近所さんを集めたピザパーティーだったので、みんなでワイワイ一緒に鶏を囲みました。喜んでもらえて嬉しかった!
普段、私たちは鳥を絞めるワークショップをやっているけど、こうして「日常の中でシェアメイトと一緒に捌き、みんなで食べる」ということが一番しっくりくるし、シェアメイトたちにも感じてもらいたかったこと。
鳥をさばいて食べることは、これだけ肉食が浸透する現代社会の中で決して特別なことではないと思っています。もちろん神聖なことでもあるけど、あの場とあの空気をみんなで分かち合い、美味しく食べることができてとってもよかったなーと思っています。
ちなみに、食べきれなかった鶏肉は次の日カレーにしました。
なんでもない日のお昼ご飯にこんなご馳走が出ちゃうなんて、我が家って最高だなー!
内臓もぜーんぶ食べました!心臓はパワフルで美味しかったな。
食べるのが好きな人は、この夏ぜひ我が家に遊びに来てねー!